基礎工事中（打設工事）の雨…コンクリートの強度に影響は？

大雨が・・・

生コン打設工事を見学後、子供を連れてドライブに行ってきました。
その帰り道、まるで台風のような大雨が・・・

基礎大丈夫かな。
基礎工事中の雨って、良くないと聞いたことあるけど…

打設後に、雨がふることだってあるでしょうし、雨くらいでどうにかなるものではないだろうと思いながらも、不安にはなりますよね。

念のため見に行ってみると

（縦の線は、雨です）
養生のためのブルーシート上には、水たまりが出来ていました。
（翌日の様子）

コンクリートの性質

雨が降ると、基礎が弱くなる…と聞いたことがあります。
おそらく、基礎工事中に雨が降って不安になった方は、強度が弱いのではないか、ちゃんと固まらないのではないかと想像するのだと思います。

コンクリートは、乾燥して固まっていくのではなく、化学反応で固まるものなんだそうです。
コンクリートが固まるには、温度や水の分量が大切ってことですね。

だから、コンクリートを流し込んでいる時に雨が降ってしまうと、コンクリートの強度に影響が出てしまう可能性もなくはないけれど、コンクリートの水分含有量が変わるほどの雨なんて、そうそう降らないんだそうです。
ましてや、流し込んだあとの雨であれば問題はありません。

コンクリートの表面が固まってしまうと、乾燥によるひび割れを防ぐため、水を撒いたりプールにすることもあるんだそうです。

なるほど、雨くらいじゃ基礎の強度には影響はないんですね。
とはいっても、素人的には、不要な心配はしたくないので、できれば基礎工事中に雨は降って欲しくないものです。。。

ブルーシートの役目

生コン打設が終わるとかけられるブルーシート。
ハウスメーカーによっては、ブルーシートではないところもあるようです。

これは、雨除けのためではなくて、乾燥を防ぐためにかけるものなんだそうです。
冬場は特に乾燥しますし、このブルーシートは重要な役目を負っているんですね～。

ブルーシートの水たまりができていて、もし少しでも隙間があったら…と不安にもなりましたが、安心しました。

現場監督さんへ確認

現場監督さんから別件でお電話頂いたときに、「雨降っちゃったんですけど、大丈夫ですか？」と聞いてみました。

もちろんお返事は
「大丈夫ですよ！台風のような雨でもありませんし、工期中に雨がまったく降らないなんてこともありません。雨が降っても、工事には影響ありませんよ」
とのことでした。

台風のような大雨だったのですが…大丈夫だということはわかりました。

でも、できることなら、上記に書いたような論理的な説明をしてくださったらなと思うのです。
知識のある人に、論理的説明をされると安心することもありますものね。
「大丈夫ですか？」と聞いて、「大丈夫じゃないです！」なんて言う人いませんから、大丈夫なら大丈夫なりの説明が欲しい・・・

結論

基礎工事中の雨、普通に降っている分には問題なし！

今日の気づき

コンクリートは、化学反応で固まる！