2015年の4月に入居してから約3年。住んでみて分かったことや感じたことなど色々とあるのですが、実際に具体的な数字となって表れるものの一つに太陽光発電があります。
もうすぐ3年経つってこともありますので、どの程度、電気を売ることが出来たのか、売電額などを実際に調べてみました。
調べるのは簡単で、太陽光発電とセットになっている発電モニターに売電額などが記録されていくのでそれをチェックするだけ。
入居開始から現在までの発電量と売電額、ついでに買電量や発電量ランキングなども見てみました。
目次
と、その前に、自宅の太陽光発電についてちょっと説明しておきます。
戸建て住宅用の太陽光発電としてはさほど大きくはないはずです。
これは屋上(リビング)を作ったため、太陽光パネルを設置出来る屋根部分が狭くなったのと関係があります。
家づくりはこの辺りも難しいところ。。。
大きめの太陽光発電も欲しいけど屋上も広くしたい―、というのは成立しないわけです。
自分たちのように夫婦で家づくりをする場合、二人の意見が一致しないことが必ず出てくると思います。
そんな時にどう折り合いを付けるか…。面白いところでもあるんですが…。
ちなみに発電モニターを直撮りしたのでちょっと見にくいかもしれませんがご了承下さい。
あと、現在の発電モニターはもうちょっと見栄えの良いものが販売されているはずです。おそらくですが…。
では年ごとにチェックしていきますが、実際のデータは2年半くらいのものになっています。
では、住み始めた2015年のデータから。
(なお、自宅は東京電力管内になります)
この年は4月上旬に入居していますので1~3月のデータはありません。
データの内容を見てみると―
データを見るに当たって、気を付けなければいけないことが何点かあります。
主な点は次の2点でしょうか。
太陽光で発電した電力のすべてを売却するわけではありません。
発電した電力のすべてを買い取る全量買取制度(太陽光発電で10kW以上設備の場合)もありますが、戸建て住宅の場合は余剰買取が一般的です。
余剰買取について簡単に言うと、発電した電気をまずは家庭で使って、使わない電気を買い取ってもらうというものです。
かと言って、電気は貯められないので太陽光で発電出来ている日中についての話しになります。
夜間に使う電気は、そのすべてを電力会社から買うことになるわけですね。
なので、日中に使い切れなかった電気を売電するわけですが、昼間に多くの電気を使う家庭では売電出来る電力が少なくなります。
例えば私たちの場合は、自宅が職場でもあるので売電額は少な目なのかなー、と思います。
電気を売るっていくらで売っているわけ?ってなると思いますが、自宅の場合は『37円/kWh』です。
ただし、この売電価格(買取価格)は年々下がっています。
※2015年度から買取価格が出力抑制の有無により2パターンに分かれました。左が“出力抑制なし”、右が“出力抑制あり”の価格です。
この買取価格は10年間固定となることも注意して下さい。
出力抑制についての詳しい説明は話しが色々と飛びそうなのでしません。自分の頭も混乱しそうですし…。
ただ、簡単に説明すると、中三社(東京電力・中部電力・関西電力)管内以外では、出力制御に対応できるパワーコンディショナーを設置する義務があり、そちらの機器の方が若干価格も上がるので、売電価格も高く設定されているというものです。
ちょっと調べてみると、現在だと機器の価格の違いもほとんどない上に、出力制御が行われる可能性もほとんどないようです。
買取価格が高い地域が有利な状況となっているみたいですね。
話しが少し別の方向に行ってしまっています…。元に戻します。
2016年のデータです。
2015年は4月からだったにも関わらず、売電量がほとんど同じですね。
発電量は増えていますが、消費量が多かったためにこうなりました。
売電量は少し増えましたが消費量がさらに増えています。
後で分かったことですが、エアコンが不調で(最終的には壊れて…)、やたら電力を消費したみたいです。。。
やたら冷えにくく暖まりにくい年でした…。
ついでと言ってはなんですが、1日の発電量ランキングというデータもあったので参考までに載せておきます。
2016年と2017年のものです。
ランキングの上位を占めているのはいずれも春の1日です。
イメージ的に夏も入ってきて良さそうですが、これは温度と太陽光発電の素材が関係しているようです。
太陽光発電の多くはシリコンが使われているらしいのですが、シリコンは高い温度に弱く、低い温度に強いとのこと。
そのため、夏よりも春の発電量が多いみたいですね。
太陽光発電は、売電するということよりも、自分たちで消費するという流れにシフトしてきていると思います。
蓄電池の売り上げが増えていることもその証拠の一つでしょう。10kW未満の住宅用太陽光発電を対象にして、蓄電池の購入に補助金も出るようですが、地域による条件の違いや、予算限度額に達すると、当然終了となります。
いずれにしろ、エネルギーの自給自足へ―、っていうことでしょうね。
家が壊れないことが前提ですが、地震などで停電になっても、電気を作り出すことが出来れば非常に助かります。
それにしても、調べてみると知らなかったことがたくさんありました…。
家のことも含めてよく知らずに大きな買い物をしたんだな~と、今更ながら自分自身のダメっぷりに気付かされます。
ちなみに、買取価格の切り替えは年度ごと(3月末まで)に行われるので、決断はお早目に。。。
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