断熱材と言えば、グラスウールだと思っていました。
それ以外の物もあるのかもしれないけれど、あっても高価なんだろうな、どこもグラスウールだろうなという思い込みがありました。
思い込み以前に、あまり考えてなかっただけかもしれません(汗)
断熱材について調べてみようと思いましたが、あまりに奥が深かったので、自分に必要な部分だけ簡単にまとめてみました。
目次
断熱材は、大きく分けて2つに分かれます。
●繊維系断熱材—グラスウール,ロックウールなど
●発泡系断熱材—ボード状発泡プラスチック系,現場発泡プラスチック系など
グラスウールは、ガラスを高温で溶かした細いガラス繊維を加工したもので、日本で一番使われている断熱材です。
軽くて施工しやすく、比較的安価であることがメリットです。
デメリットは、断熱材の脱落が起きないように施工に注意する必要があること、例えば通気口の周りなどは、どうしても隙間があいてしまうため機密性はそこまで高くないということです。
施工してくれる大工さんの腕によって、出来栄えが変わってくる施工法のようです。
ロックウールは、耐熱性に優れる鉱物(高炉スラグや玄武岩など)を溶かし繊維状にしたもので、北欧など断熱・環境先進国で古くから使用され、現在も進化を続けています。
グラスウールと同じようなメリット・デメリットがあります。
ボード状発泡プラスチック系は、「ビーズ法ポリスチレンフォーム」「押出法ポリスチレンフォーム」「フェノールフォーム」など様々な種類があります。
私たちの生活でよく見る発泡スチロールです。
断熱性能が高く、一般に湿気に強い特性を持ち雨に塗れても性能低下することはありません。
施工もしやすく、グラスウールよりは高価ですが、それでも比較的安価な断熱材です。
短所は、熱に弱く、カットして使うので粉が舞ったり、もろいので傷つきやすいところです。
外断熱や基礎断熱に多く使われ、堅く耐圧性に優れる断熱材です。
ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)と似ていますが、EPS比べると年数経過による劣化がみられます。
アクアフォームは、現場発泡プラスチック系のもので、現場で、泡状の断熱材を専用の機械を使って、壁などに吹き付ける施工法です。
発泡ウレタン系の断熱材で、接着剤なしで壁などに接着することができます。
メリットは、どんな隙間にも吹き付けることができるので、機密性がよいこと、水を使って膨らませるので、有害物質が入っていなくて健康に優しいところです。
デメリットは、コストが高く、火に弱いことです。
他にも断熱材の種類はたくさんありますが、これくらいを知っておけば十分かなと思いました。
基礎と外壁は、押出法ポリスチレンフォーム(XPS)
屋根部分は、グラスウールを使っています。
アクアフォームを使っています。
ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)を使っています。
その他は、調べていないのでわかりませんが・・・
それぞれの営業さんは、他社と比べながら自社の使っている断熱材の良さを話してくれるので、ちょっとおもしろいです。
いったいどれが真実なの~?と言った感じでしょうか。
完璧な断熱材もないでしょうし、断熱材の素材以上に、施工のやり方が大切だと思います。
どれを選ぶにしても一長一短だと思います。
私は、アクアフォームに興味を持ちましたが、その理由は、今まで見たことがないものだったので純粋に興味を持ったというところです。
健康に良いとか、機密性に優れているとか、聞いてみるとグラスウールよりよいような気がしました。
そして、もともと高価なものなのに、桧家住宅さんは標準仕様になっていること、その割に桧家さんの坪単価は高くないことも魅力の一つです。
アクアフォームを作っている日本アクアさんは、桧家住宅の子会社らしいですね。(2009年 M&Aにより子会社化)
そして、桧家住宅さんのモデルハウスにいったときも、なんとなくですが快適な気がしたので・・・
もちろん調べれば調べるほど、「ん~~」と思うデメリットも出てくるのですが・・・
それはまた後日書くことにします。
- 断熱材には、たくさんの種類があるよ
- どんな断熱材を使っているか、ハウスメーカーさんに聞いてみよう
- どれを選ぶにしても一長一短。選ぶ基準を作ろう!
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